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デンタルフロスの魔法〜正しい選び方でオーラルケアを最適化!

[2024.06.27]

 

デンタルフロスには種類がたくさん!ワックス有り?ワックスなし?糸の素材は?初心者でも上級者でも、簡単に最適なフロスを見つけられる知識が満載です。歯と歯の隙間のお掃除に役立つ情報が盛りだくさん!

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はじめに

歯と歯の間の清掃は虫歯予防に欠かせません。デンタルフロスを使うことで、歯ブラシでは届きにくい歯間の汚れも取り除くことができます。しかし、デンタルフロスには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なるため、自分に合ったものを選ぶ必要があります。このブログでは、デンタルフロスの種類や選び方について詳しく解説します。

  1. デンタルフロスの種類とその違い

 

デンタルフロスには、形状、素材、機能などのさまざまな種類があります。これからデンタルフロスの違いについて詳しく見ていきましょう。

形状の違い

デンタルフロスには、ホルダータイプとロールタイプの2つの形状があります。

  • ホルダータイプ: 手に持ちやすい形状で、デンタルフロスが持ち手に付いています。片手で簡単に使えるため、初めて使用する方や子供におすすめです。
  • ロールタイプ: 好みの長さに切って使うタイプで、使い勝手が良く経済的です。慣れた方やコストを気にされる方に適しています。

ホルダータイプにはF型とY型の2つのバリエーションがあります。F型は本数が多く、コストパフォーマンスが高いので、コストを重視する方におすすめです。一方、Y型は持ち手が握りやすく、初めてデンタルフロスを使う人や奥歯に使いたい人に向いています。

糸の素材の違い

デンタルフロスの糸には、ナイロン製、ポリエステル製、ポリエチレン製の3つの素材があります。

  • ナイロン製: 現在の主流素材であり、摩擦力が高く、歯垢を効果的に除去しますが、硬くて痛みを感じることもあります。
  • ポリエステル製: ナイロン製に比べて柔らかく、歯ぐきに負担をかけにくい素材です。細い糸が汚れを取り除く効果がありますが、摩擦力はナイロンに劣ります。
  • ポリエチレン製: 強度が高く切れにくい素材であり、歯間が狭い方に特におすすめです。ただし糸が非常に細いため、広い隙間の歯間では何度も往復させる必要があります。

デンタルフロスの種類や素材の違いによって、使用感や効果が異なるので、自分に合ったものを選ぶことが大切です。

 

  1. ワックス有りとワックスなしの違い

デンタルフロスには、ワックス有りとワックスなしの2つの種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

ワックス有りの特徴

ワックス有りのデンタルフロスは、蜜蝋(ビーズワックス)でコーティングされています。このコーティングにより、滑りやすくなっています。

ワックス有りのデンタルフロスの特徴は以下の通りです。 - 歯と歯の間が狭い人でも通しやすい - 歯と歯が重なっていたり、被せ物がある人でも使いやすい - フロスが歯の間に簡単に入れられる

ワックスなしの特徴

一方、ワックスなしのデンタルフロスは、コーティングがされていないため、滑りが悪くなります。しかし、その分汚れを絡めやすく、プラークの除去効果が高いとされています。

ワックスなしのデンタルフロスの特徴は以下の通りです。 - プラークの除去効果が高く、しっかりと歯の汚れを落とせる - 歯間に糸が広がりやすく、汚れを絡めやすい

どちらのデンタルフロスを選ぶかは、自分の歯並びや口腔の状態によって異なります。狭い歯間や重なっている歯がある場合は、ワックス有りのフロスがおすすめです。一方、プラークの除去に重点を置きたい場合は、ワックスなしのフロスを選ぶことが良いでしょう。

また、慣れてきたらワックスなしのフロスに切り替えることもできます。自分に合ったデンタルフロスを選んで、正しい使い方で毎日の歯磨きに取り入れましょう。

 

  1. ワックスの成分は何?

 

ワックスとは、デンタルフロスの表面に塗られている滑りをよくするための物質です。ワックスとは一般的に蜜蝋(みつろう)のことを指しますが、デンタルフロスに使用されているワックスはビーズワックス、つまり蜜蝋です。

ワックスの成分としては、蜜蝋の他にも様々な種類があります。一般的なワックスの成分は以下のとおりです。

  1. 蜜蝋(みつろう):自然界で得られるワックスの一種で、蜜蜂が作り出す物質です。蜜蝋は柔軟性があり、滑りを良くする効果があります。
  2. カルナウバワックス:ブラジルのヤシの葉から採取されるワックスで、硬さと光沢が特徴です。エステファニーフロスなどの一部のデンタルフロスに使用されています。
  3. シリカワックス:シリカ鉱石から作られるワックスで、透明で硬い特徴があります。一部のデンタルフロスに使用されています。
  4. フッ素ワックス:フッ素化合物を含んだワックスで、歯のエナメル質を保護する効果があります。フッ素を含むデンタルフロスに使用されています。

これらのワックスは、デンタルフロスの表面に塗られることで、滑りをよくし、歯と歯の間にスムーズにフロスを通すことができます。ワックスの種類によっても効果や特徴が異なるため、自分の好みや歯の状態に合わせて選ぶことが大切です。

 

  1. デンタルフロスの種類と特徴

デンタルフロスには、形状や素材によって様々な種類があります。それぞれの特徴について見ていきましょう。

形状

デンタルフロスの形状には、「ホルダータイプ」と「ロールタイプ」の2種類があります。

ホルダータイプ

  • プラスチック製の柄にあらかじめフロスが付いているタイプ
  • 片手で簡単に扱えるため、デンタルフロスを使うのが初めての方や子どもにおすすめ
  • F型とY型の2種類があり、F型はコスパを重視したい方におすすめ、Y型は持ちやすさや奥歯に使いたい方におすすめ

ロールタイプ

  • フロスがロール状になってケースに入っているタイプ
  • フロスの長さを調節できたり、引っ張るだけで歯間から引き抜けるので、歯並びが悪い人や詰めものや被せものがある人におすすめ
  • 一度使用した箇所を使わずに済むので衛生的、コスパにも優れているため、長期間使用する場合にも適している

糸の素材

デンタルフロスの糸には、主にナイロン、ポリエステル、ポリエチレンの3種類があります。各素材の特徴を見てみましょう。

ナイロン製

  • 現在の主流で、摩擦力が高く、歯垢の除去に効果的
  • 硬さがあり、人によっては痛みを感じる場合がある

ポリエステル製

  • ナイロン製に比べてやわらかく、歯ぐきへの負担が少ない
  • 繊細な糸で汚れをからめとることができる
  • 摩擦力はナイロンに比べて劣るため、汚れの落ちにくさが考慮される必要がある

ポリエチレン製

  • 強度が高く、切れにくい
  • 繊維が細いため、隙間の広い歯間に使用する場合は何度も往復させる必要がある
  • 歯間が狭い人に特におすすめ

ワックスの有無

ロールタイプのデンタルフロスには、糸の表面がワックスで加工されたものもあります。ワックスの有無によって汚れの落ちやすさが異なるため、選ぶ際に注意が必要です。

  • ワックス付きのデンタルフロスはスムーズに歯間に通しやすく、初心者や歯間が狭い方におすすめ
  • ワックスのないノンワックスは摩擦力が高く、しっかりと歯垢を取り除くことができる

デンタルフロスの種類と特徴を理解して選ぼう

デンタルフロスの形状や素材の違いによって、使い心地や効果が異なります。自分の使いやすさや歯の状態を考慮しながら、適切なデンタルフロスを選ぶことが大切です。ここで紹介した特徴を参考にして、自分に合ったデンタルフロスを見つけましょう。

 

  1. 自分に合ったデンタルフロスの選び方

デンタルフロスを選ぶ際には、自分に合ったフロスを選ぶことが重要です。以下に、デンタルフロスを選ぶ際のポイントを紹介します。

5.1 目的に合ったフロスを選ぶ

自分の目的に合ったフロスを選ぶことが大切です。例えば、歯並びが気になる場合や矯正中の場合は、ロールタイプのフロスがおすすめです。一方、狭い歯間や歯科矯正中の人には、ホルダータイプのフロスが便利です。

5.2 フロスの材質に注意する

デンタルフロスの材質も重要なポイントです。ナイロン製のフロスは丈夫で、しっかりと歯垢を絡め取ることができます。一方、ポリエステル製のフロスは柔らかく、歯茎への刺激が少ない特徴があります。

5.3 ワックス加工の有無を確認する

ワックス加工されたフロスは、歯間にスムーズに入れることができます。初めての方や歯茎が敏感な方には、ワックス加工がされたフロスがおすすめです。ワックス加工のないフロスは、しっかりと歯垢を絡め取る効果が期待できます。

5.4 コストパフォーマンスを考慮する

デンタルフロスは日常的に使用するものなので、コストパフォーマンスも重要です。1回あたりの価格や内容量を確認し、自分に合ったコスパの良いフロスを選びましょう。

5.5 フレーバータイプを選ぶ

フロスには様々なフレーバータイプがあります。例えば、ミントやミントフレッシュなどの爽やかな味付けがされたフロスは、使用感が良く口の中を清潔に保ってくれます。自分の好みや口の中の感じに合ったフレーバータイプを選ぶと、フロスを使用することが楽しくなるでしょう。

以上が、自分に合ったデンタルフロスを選ぶポイントです。参考にして、自分に合ったフロスを見つけてみてください。健康な歯とキレイな口内環境を保つために、日々のデンタルケアを大切にしましょう。

 

まとめ

デンタルフロスには様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。自分の歯の状態や使い心地、コスト面など、さまざまな要素を考慮して最適なデンタルフロスを選ぶことが大切です。形状、素材、ワックスの有無など、自分に合ったものを見つけることで、より効果的な歯のケアができるでしょう。健康な歯とキレイな口内環境を維持するためにも、日々のデンタルケアに取り組んでいきましょう。

 

よくある質問

デンタルフロスの形状の違いは?

ホルダータイプはプラスチックの柄に糸が付いているのに対し、ロールタイプはケースに巻かれた糸を使う。ホルダータイプは初心者や子供に、ロールタイプは歯並びが悪い人や詰め物・被せ物がある人にそれぞれおすすめ。

ワックス付きとワックスなしの違いは?

ワックス付きは歯間に通しやすく、初心者や狭い歯間の人に適している。一方、ワックスなしはプラークの除去効果が高く、しっかりと汚れを取り除くことができる。

デンタルフロスの糸の素材の特徴は?

ナイロン製は丈夫で摩擦力が高いが硬め、ポリエステル製は柔らかく歯茎への負担が少ない、ポリエチレン製は強度が高く細いため狭い歯間に適している。

デンタルフロスの選び方のポイントは?

目的、材質、ワックスの有無、コストパフォーマンス、フレーバーなどを考慮し、自分の状況に合ったフロスを選ぶことが大切。

この記事を監修した人
山崎 英彦

札幌 歯周病・予防歯科 院長
歯周病治療および予防歯科を重視し、口腔の健康を目標とした治療を心がけています。

  • 日本歯周病学会指導医
  • 日本臨床歯周病学会指導医
  • 日本糖尿病学会協力歯科医
  • 日本歯周病学会認定研修施設

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