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歯を失った時の最適な選択 - インプラントとブリッジの違いを徹底解説!

[2024.06.01]

はじめに

歯を失った時、インプラントとブリッジのどちらを選ぶべきか迷っていませんか?この記事では、両者の違いやメリット・デメリットを分かりやすく解説します。費用や機能性、審美性など、あなたに最適な治療法を見つける手助けをします。

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歯を失ってしまった場合、インプラントやブリッジなどの治療法があります。ここでは、インプラントとブリッジの違いや特徴、メリット・デメリットを詳しく解説しています。自分に合った治療法を選ぶための参考になれば幸いです。

 

1. インプラントとブリッジの違い

 

 

インプラントとブリッジは歯を補う方法ですが、それぞれに大きな違いがあります。

施術方法の違い

  • インプラント:外科手術が必要で、骨に穴を開けて部品を埋め込みます。
  • ブリッジ:外科手術は不要で、土台となる歯を削り、製作した歯をかぶせます。

インプラントでは骨に穴を開けて部品を埋め込む外科手術が必要です。しかし、ブリッジでは歯を削り、製作した歯をかぶせる方法です。

審美性の違い

  • インプラント:天然歯とほぼ同様の見た目で美しい結果が得られます。
  • ブリッジ:色によっては見た目に差が出ることもありますが、保険適用外の素材を使用することで天然歯に近い仕上がりが可能です。

インプラントは非常に審美的であり、天然歯とほぼ同じような見た目を実現できます。一方、ブリッジの場合は素材によって見た目が変わりますが、保険適用外の素材を使用することで天然歯に近い仕上がりが得られます。

機能面の違い

  • インプラント:咀嚼や発音において天然歯とほぼ同等の機能があります。
  • ブリッジ:咀嚼や発音において若干の劣化が生じる場合があります。

機能的な面では、インプラントが優れています。インプラントは人工歯根によって人工歯を支えるため、咀嚼や発音の機能が天然歯に近い状態を再現します。一方、ブリッジは両隣の歯で支えるため、若干の咀嚼力や発音の劣化が生じることがあります。

以上がインプラントとブリッジの主な違いです。次のセクションでは、それぞれの治療法のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

2. インプラント治療のメリット・デメリット

インプラント治療は、歯を失った場合の修復方法の一つです。この治療法のメリットやデメリットを探ってみましょう。

インプラント治療のメリット

 

以下に、インプラント治療のメリットをご紹介します。

  1. 天然歯と同じような機能と審美性を得られる
    • インプラント治療では、人工歯根を顎の骨に埋め込み、これをしっかりと固定します。そのため、人工歯は非常に安定しており、ほとんど動きません。咀嚼する能力は天然歯と同等であり、また人工歯は天然歯とほとんど同じ外観をしているため、自然で美しい見た目を実現できます。
  2. 周囲の歯や顎の骨に与える影響がほとんどない
    • 入れ歯やブリッジは、周囲の歯や顎の骨に圧力を与えてしまうため、それらへの悪影響が心配されます。しかし、インプラント治療では人工歯を固定するために周囲の歯や骨にはほとんど負荷をかけません。そのため、できるだけ自分の歯を残したい方にもおすすめの治療法です。

インプラント治療のデメリット

一方、インプラント治療には以下のようなデメリットも考えられます。

  1. 治療期間が長い
    • インプラント治療は時間がかかります。通常、治療は平均して6~24週間ほどかかります。一方、入れ歯やブリッジの場合は、治療が比較的早く終わることが多いです。
  2. 自費治療である
    • インプラント治療は、原則として健康保険の対象外です。そのため、他の治療方法と比べて費用が高くなる場合があります。ただし、医療費控除の制度を活用することで、支払額を抑えることもできます。

以上がインプラント治療のメリットやデメリットです。自身の状況や希望に合わせて、最適な治療法を選ぶことが大切です。

 

3. ブリッジ治療のメリット・デメリット

 

ブリッジ治療には、いくつかのメリットとデメリットがあります。以下でそれぞれ詳しく解説します。

ブリッジ治療のメリット

  1. 治療期間が比較的短い
    • ブリッジ治療は、他の歯を削って人工歯を被せ、固定する方法です。通常は比較的短期間で治療が完了します。欠損した歯を早く補うことができるため、元の咬合力や美しい笑顔を早めに取り戻すことができます。
  2. 保険適用内の治療が可能
    • ブリッジ治療は保険が適用される治療方法です。保険の範囲内で治療を受けられるため、治療費を抑えることができます。経済的な負担を軽減できるため、多くの人々に選ばれています。

ブリッジ治療のデメリット

  1. 周囲の健康な歯を削る必要がある
    • ブリッジ治療では、欠損した部分の両隣の歯を削り、連結した被せ物を被せます。そのため、健康な歯の一部を削る必要があります。削られた歯の寿命が短くなる可能性がありますが、適切なケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスによって、歯の寿命を延ばすことも可能です。

ブリッジ治療のメリットとデメリットを考慮して、自身に合った治療法を選ぶことが重要です。予算や治療期間、健康な歯の状態などを考慮し、歯科医院で相談を行うことをおすすめします。治療前に情報を収集し、自分に最適な治療法を選びましょう。

4. インプラントとブリッジの比較表

インプラントとブリッジの特徴を比較してみましょう。

比較項目 インプラント ブリッジ
外科手術の必要性 あり なし
噛む力 天然歯と同等 天然歯より劣る
歯への負担 人工歯根に負担がかかる 両隣の歯に負担がかかる
違和感 なし なし
審美性 高い審美性 保険適用のものは天然歯と色合いが異なることがある
寿命 10年以上 10年程度
保険適用 なし あり
費用 高い 保険適用のものは比較的安い

 

インプラントとブリッジ、それぞれの治療法の違いやメリット・デメリットを比較しました。治療法を選ぶ際には、自分の状況や希望に合わせて選ぶことが大切です。歯科医院での相談や情報収集を行い、自分に最適な治療法を見つけましょう。

この記事を監修した人
山崎 英彦

札幌 歯周病・予防歯科 院長
歯周病治療および予防歯科を重視し、口腔の健康を目標とした治療を心がけています。

  • 日本歯周病学会指導医
  • 日本臨床歯周病学会指導医
  • 日本糖尿病学会協力歯科医
  • 日本歯周病学会認定研修施設

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