札幌 歯周病・予防歯科 | 歯周病専門医・指導医の山崎 英彦 院長ブログ 2020年3月
子どもの創造力と好奇心を育む、アメリカの歯磨き粉
札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。
どぎつい色付きの歯磨きで、歯にもそれとなく付いてしまいそうな……?
ただでさえも、歯並びや歯を白くするホワイトニングに努力を惜しまないアメリカ人。
歯に良いとは思えないようなものなのだが、意外にも子供たちには大人気。
3色が1セットになっており、緑がジャージーアップル味。
赤がメロンバースト、そして青がブルーベリーバーストという3フレーバーで、歯磨きの気分が盛り上がるそう。
色をミックスして好きなカラーやフレーバーを作れるので、歯磨きタイムにクリエイティビティーを高められる。
赤と青を合わせるとパープルになるだろうが、色混ぜは歯磨きしながら口のなか。
味はメロンとブルーベリー。
さてどんな味になるのだろうか?と、大人でさえ興味がでてくるフレーバー。
そんな好奇心をかき立てるポジティブ歯磨き術。子供にとってはイヤイヤな歯磨きタイムが、楽しい時間になるはず。
G.U.Mブランドのサンスターアメリカ(日本企業のサンスターが親会社)のサイトによると「歯に色は付かない」安全なもので、幼児の歯に必要なフッ素配合ということ。
ココナッツオイル(ヤシ油)が虫歯を防ぐ?
札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。
意外な商品でまさかの歯科予防効果が!?
ココヤシ果実を原材料として作られたココナッツオイルは、種子内部の胚乳から抽出された植物性の油です。
そのココナッツミルクが『虫歯を防ぐ効果があるのではないか?』と一部で言われているようです。
『ココナッツオイル』と聞くと、私なんかはココナッツの甘いイメージが強くて虫歯を防ぐなんて考えられません。
市販されている『ココナッツの香り』として売られているものはどれも甘い臭いが強いですからね。
しかしどうやらあながち絶対違うとは言い切れないようです。
アイルランドの研究所の実験によると、消化酵素によって分解されたココナッツオイルはミュータンス連鎖球菌などの、多くの虫歯菌の成長を強く止めたというのです。
つまりは酵素でココナッツオイルを分解することは細菌に対して成長を防ぐ事に有効な酸に変えるという可能性が考えられます。
この研究所は現在、どのような過程で虫歯菌の成長を止めるのかを研究しているようです。続報が気になりますね。
歯科心身症について
札幌 歯周病・予防歯科、院長の山崎英彦です。
異常無いのに異常があると訴える患者が増加
最近、口腔内を検査をしても歯科的には異常がみられないのに、痛みなどを訴える「歯科心身症」又は「口腔心身症」と言われる患者が増えているようです。
一言で「歯科心身症」と言っても、中には多いものだけでも「舌痛症」「口腔異常感症」「否定型歯痛」「咬合異常感」「口臭恐怖症」などがあげられます。
舌が痛いと思い、口腔外科で診てもらってもドクターからは「異常なし」と診断され、「単なる思い込みでしょう」と帰されてしまう場合も多いようです。
「思い込みだ」と言われるだけで、その後のケアを全くしてもらえず、一人で悩み苦しむ方も多いでしょう。
そもそも何故このような症状になってしまったのか。
その契機は「インプラント治療」「歯科治療」「ストレス」などがあげられます。
しかし、歯科心身症患者の15%は「原因不明」のようです。ちょっと気になりますね。
近くの歯科医院で執りあってもらえなかったからといって、諦めないで下さい。
ちゃんと歯科心身症外来というのがある病院もあります。
漢方による治療法もあります。是非とも一人で悩まずに「歯科心身症外来」に行かれることをお勧めします。