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歯石取りはどれくらいの頻度が理想?

[2026.03.27]

札幌市中央区、大通駅や札幌駅からほど近い場所で「札幌 歯周病・予防歯科」を開院しております、院長の山崎英彦です。私たちのクリニックには、日々多くの患者さんが定期検診やクリーニングのために足を運んでくださいます。その際によくいただくご質問の一つが、歯石取りの頻度についてです。毎日一生懸命歯を磨いているつもりでも、どうしても付いてしまう歯石をどの程度の間隔で除去すべきか、医学的な視点から詳しくお話しいたします。

結論から申し上げますと、歯石取りの理想的な頻度は一律ではなく、患者さんのお口の状態やリスク因子によって異なります。一般的には3ヶ月から6ヶ月に一度と言われることが多いですが、重度の歯周病を経験された方や、セルフケアが難しい方の場合は、1ヶ月から2ヶ月という短いスパンでの来院をご提案することもあります。これは、お口の中の細菌叢が元の悪い状態に戻る前にアプローチするためです。

当院では、日本歯周病学会の指導医および専門医の立場から、単に歯石を取るだけでなく、なぜ歯石が付くのかという根本的な原因を分析し、生涯にわたってご自身の歯を残すための長期的な管理を行っています。札幌北1条駅前通りビル9階という通いやすい立地を活かし、お仕事帰りやお買い物のついでに、お口の健康を守る習慣を身につけていただければ幸いです。それでは、具体的な頻度の決め方や、歯石放置のリスクについて解説していきましょう。

 

歯石取りの理想的な頻度を決定する基準

 

多くの方が疑問に思う「歯石取りはいつ行くべきか」という問題ですが、これはお口の中のプラークコントロールの質に大きく左右されます。歯垢(プラーク)は付着してから約48時間で硬くなり始め、数日で歯石へと変化します。一度歯石になってしまうとご自身のブラッシングでは取り除くことができません。そのため、歯科医院での専門的なケアが必要になるのです。

一般的な目安とされる3ヶ月から6ヶ月

お口の健康状態が比較的良好で、歯周病の進行が見られない方の場合は、3ヶ月から6ヶ月に一度の頻度が推奨されます。この期間は、歯科医院で徹底的にクリーニングを行った後、再び細菌が病原性を持ち始めるまでの期間を考慮して設定されています。定期的なメンテナンスを継続することで、万が一虫歯や歯周病が発生しても、早期発見・早期治療が可能になります。

ハイリスクの方に推奨される1ヶ月から2ヶ月

一方で、以下のような条件に当てはまる方は、より短い頻度での来院が望ましいと考えられます。

  • 重度の歯周病治療を終えたばかりの方
  • 糖尿病などの全身疾患があり、感染のリスクが高い方
  • 喫煙の習慣があり、歯肉の血流が阻害されやすい方
  • 歯並びの関係で、どうしても磨き残しが出てしまう方

これらのケースでは、予後を安定させるために、集中的な管理が必要となります。予防歯科の重要性については一生健康な歯でいるために~予防歯科・プラークコントロール~のページで詳しく解説しています。

 

なぜ定期的な歯石取りが必要なのか

 

歯石そのものは死んだ細菌の塊であり、石のように硬いだけですが、最大の問題はその表面にあります。歯石の表面はザラザラしており、そこには生きた細菌が非常に付着しやすい構造をしています。つまり、歯石があることでお口の中に細菌の住処を提供してしまっているようなものなのです。これが歯周病を進行させる大きな原因となります。

歯周病というサイレントディジーズの恐ろしさ

歯周病は、痛みがないまま進行するサイレントディジーズ(沈黙の病)と呼ばれます。気づいた時には歯を支える骨が溶けており、抜歯を宣告されることも少なくありません。当院ではできる限り歯を抜かない治療哲学を大切にしていますが、それでも手遅れになる前に、定期的な歯石取りで炎症を抑えることが不可欠です。

全身疾患との深い関わり

近年の研究では、歯周病菌が血管を通じて全身に回り、心疾患、脳梗塞、糖尿病、誤嚥性肺炎などの重篤な疾患を引き起こすリスクを高めることが明らかになっています。お口を清潔に保つことは、単に歯を守るだけでなく、全身の健康寿命を延ばすことにも直結していると言っても過言ではありません。札幌の地域の皆様にも、この健康意識をぜひ持っていただきたいと願っています。

歯周病のリスクについては気付かないうちに進行しています~歯周病~のページを参照してください。

 

当院が提供する専門的なクリーニングと予防

 

札幌 歯周病・予防歯科では、一般的な歯科医院のクリーニングとは一線を画す、歯周病専門医による高度な管理体制を整えています。私たちは、患者さんが10年後、20年後もご自身の歯でおいしく食事ができることをゴールに設定しています。

指導医・専門医による的確な診断

院長の私は、日本歯周病学会および日本臨床歯周病学会の両学会において指導医専門医の資格を有しています。これは北海道内でも非常に少数であり、豊富な知識と経験に基づいた診断が可能です。単に目に見える歯石を取るだけでなく、歯肉の奥深くに隠れた歯石や細菌の質まで考慮したアプローチを行います。

非外科的歯周治療の重視

当院の特徴は、安易に手術を選択するのではなく、徹底したスケーリングやルートプレーニング(歯の根の表面を滑らかにする処置)といった非外科的歯周治療を中心に据えている点です。具体的には以下の処置を組み合わせて行います。

  • 専用の器具を用いた精密な歯石除去
  • レーザーを用いた殺菌処置
  • お一人おひとりの生活習慣に合わせたブラッシング指導
  • 除菌を目的とした抗菌療法の併用

これらを組み合わせることで、重度の歯周病であっても手術を回避し、寛解(症状が落ち着いて安定した状態)へ導くことが可能です。高度な治療の詳細は歯周病専門外来のページでご確認いただけます。

 

歯石取りの料金・費用について

当院では、患者さんのライフスタイルやご希望に合わせて、保険診療と自由診療(自費診療)の両方に対応しています。それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明した上で選択していただいております。

保険診療によるクリーニング

検査結果に基づき、治療の一環として行われます。費用は3割負担の方で、再診料などを含めて数千円程度が目安です。ただし、保険のルール上、回数や使用できる器具に制限があります。

自費診療(専門的メンテナンス)

一度の来院で時間をかけ、お口全体を徹底的にクリーニングしたい方や、より高度な予防を希望される方に適しています。

項目 費用の目安(税込) 内容の概要
プロフェッショナルクリーニング 11,000円 -  全体の歯石除去、着色取り、仕上げ研磨
歯周病専門メンテナンス 11,000円 - 専門衛生士による徹底した除菌と管理

※詳細な料金については、お口の状態によって変動するため、初診時にご相談ください。費用の詳細については歯周病専門外来の費用のページをご覧ください。

 

歯石取りについてのよくある質問

歯石を取る時に痛みはありますか?

歯肉に強い炎症がある場合、器具が触れるとチクチクとした痛みを感じることがあります。当院では、できるだけ痛みを抑えた処置を心がけており、必要に応じて表面麻酔などを使用することも可能です。炎症が治まってくれば、痛みはほとんど感じなくなりますのでご安心ください。

歯石を取ると歯が削れたり、隙間が空いたりしませんか?

超音波スケーラーなどの専用器具は、歯石のみを振動で剥がすものであり、健康な歯を削ることはありません。隙間が空いたように感じるのは、今まで隙間を埋めていた歯石が取れ、腫れていた歯肉が引き締まった結果です。これはお口が健康的になった証拠ですので、心配ありません。

忙しくてなかなか通えないのですが、自宅でのケアで代用できますか?

残念ながら、一度付いてしまった歯石は歯ブラシでは落とせません。放置すると歯周病が悪化し、結果的により多くの通院時間が必要になってしまいます。当院は札幌市営地下鉄の大通駅から徒歩5分、地下歩道出口からすぐの場所にありますので、お忙しい方でも無理なく通っていただける環境を整えています。

 

院長からのメッセージ

 

私たちの理念は一生、自分の歯で生活していただくことにあります。最近は安易に抜歯してインプラントを勧める傾向もありますが、天然の歯に勝るものはありません。そのためには、定期的な歯石取りという地道なメンテナンスが、実は一番の近道なのです。

札幌 歯周病・予防歯科では、歯周病専門医としての高い専門性を持ちつつも、患者さんがリラックスして相談できるホームドクターでありたいと考えています。歯科医院が苦手なイメージをお持ちの方こそ、ぜひ一度当院へお越しください。歯科衛生士とチームを組み、あなたの「お口のパートナー」として二人三脚で健康を守っていきます。大通駅周辺で歯科医院をお探しの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

当院の特徴については当院の特徴のページに詳しく記載しています。


この記事の監修者情報

監修者 院長 山崎 英彦
役職 札幌 歯周病・予防歯科 院長
保有資格
  • 日本歯周病学会 指導医・専門医
  • 日本臨床歯周病学会 指導医・専門医
専門分野 天然歯の保存を最優先とした治療哲学に基づき、札幌市中央区にて高度な歯周病治療と予防歯科を提供。患者さん一人ひとりの納得を重視した共同意思決定を実践している。

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