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歯周病を放置するとどうなる?骨が溶ける前に知っておきたい症状と治療

[2026.02.23]

歯周病は痛みなく進行するサイレントディジーズ(静かなる病気)です。放置すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失う可能性があります。本記事では、歯周病の進行メカニズム、全身疾患との関係、そして札幌の歯周病専門医による治療方法をわかりやすく解説します。

こんにちは。札幌市中央区、大通駅から徒歩圏内の「札幌 歯周病・予防歯科」で院長を務めております山崎英彦です。当クリニックには、札幌市内だけでなく北海道各地から「他院で抜歯と言われた」「歯ぐきが腫れているけれど痛くないので放置してしまった」という悩みを持つ患者さんが多く来院されます。

歯周病は自覚症状が乏しいまま進行することが最大の特徴です。そのため、気づいたときには歯を支える骨が大きく失われているケースも珍しくありません。当院では、日本歯周病学会および日本臨床歯周病学会の指導医・専門医として、重度歯周病であっても可能な限り天然歯を残す治療を目指しています。

歯周病を放置した際のお口の変化

歯周病を放置すると、お口の中では段階的に破壊が進んでいきます。最初は単なる歯ぐきの腫れや出血(歯肉炎)から始まりますが、多くの方が「歯磨きのときに血が出るだけだから大丈夫」と軽く考えてしまいます。札幌のオフィス街で働く忙しい世代の方々でも、疲れによるものだと自己判断してしまうことが少なくありません。

放置を続けると、歯と歯ぐきの間の溝である歯周ポケットが深くなります。このポケット内部では、酸素を嫌う歯周病菌や炎症性細菌が増殖し、毒素を放出します。その毒素により、歯を支える骨(歯槽骨)が溶けていきます。これを専門用語で骨吸収と呼びます。骨が溶けると歯は支えを失い、最終的には抜け落ちる状態になります。実は、日本で歯を失う原因の第1位は歯周病なのです。

 

歯周病の原因と進行メカニズム

歯周病の直接的な原因は、プラーク(歯垢)に含まれる歯周病菌です。しかし、プラークは単なる汚れではありません。細菌が集合し、強力なバリアを形成したバイオフィルムという状態になっています。

このバイオフィルムは、うがい薬や普通のブラッシングだけでは完全に除去することができません。さらに、歯周病の進行にはリスク因子が深く関係しています。

歯周病を悪化させる主な要因

  • 喫煙
  • 糖尿病
  • 歯並びの問題
  • 不適合な被せ物
  • ストレス
  • 歯ぎしり
  • 生活習慣の乱れ

札幌北1条駅前通りビルにある当院では、お口の中だけでなく生活習慣まで含めた総合的な診断を行っています。歯周病は、細菌・免疫・生活環境の3つが関係して進行する病気だからです。

 

歯周病が引き起こす全身疾患のリスク

近年、歯周病は単なる口の病気ではなく、全身疾患と深く関係することがわかってきました。これを歯周医学(ペリオドンタル・メディシン)と呼びます。

歯周病による炎症物質が血流に乗ることで、以下の疾患に悪影響を及ぼすことが知られています。

歯周病との関連が指摘されている疾患

  • 糖尿病
  • 心疾患
  • 脳梗塞
  • 誤嚥性肺炎
  • 早産・低体重児出産
  • アルツハイマー型認知症

特に糖尿病とは相互関係があり、歯周病が悪化すると糖尿病も悪化します。逆に、糖尿病のコントロールが良好になると、歯周病の炎症が改善することもあります。

 

当院の歯周病治療:できる限り歯を抜かないために

札幌 歯周病・予防歯科では、できる限り歯を抜かないという方針で診療を行っています。他院で「抜歯しかない」と言われた症例でも、残せる可能性はあります。当院の治療の基本は、身体への負担を抑えた非外科的歯周治療です。

主な歯周病治療の内容

スケーリング 歯石除去
ルートプレーニング 歯の根の表面を滑らかにする処置
歯周ポケット洗浄 ポケット内の清掃
抗菌療法 薬剤による除菌
レーザー治療 殺菌および組織の活性化

多くの場合、外科手術を行わなくても改善する可能性があります。患者さんの身体への負担が少ないことは、当院の治療における大きなメリットです。

歯周病治療の費用目安

治療内容 費用目安
歯周精密検査(保険適用) 3,000〜5,000円
専門的歯周除菌療法 55,000〜110,000円
歯周組織再生療法 88,000〜165,000円
PMTC 11,000〜22,000円

※症状や治療範囲により変動します。当院では事前に、検査・診断・治療計画の説明を行い、納得いただいてから治療を開始します。

 

診療と治療の流れ

  1. ステップ1:精密検査
    レントゲンや歯周ポケット検査を行い、現在の進行具合を正確に把握します。
  2. ステップ2:診断と計画
    検査結果に基づき、現在の状態を診断し、最適な治療計画を立案します。
  3. ステップ3:治療計画の説明
    治療内容や期間、費用について詳しく説明し、同意をいただいた上で治療を開始します。

歯周病に関するよくある質問

Q. 痛みがないのに治療が必要ですか?

はい、必要です。歯周病は痛みなく骨を溶かす病気です。痛みが出る頃には重症化していることが多いため、早めの対策が欠かせません。

Q. 長年放置していましたが治りますか?

重度歯周病であっても、改善できる可能性は十分にあります。まずは精密な検査で、現在の骨の状態などを把握することが第一歩となります。

Q. 歯周病は完治しますか?

歯周病は完治というよりも寛解(安定)させる病気です。そのため、治療が終わった後も健康な状態を維持するための定期的なメインテナンスが非常に重要になります。

まとめ

歯周病は痛みがないまま進行する病気です。放置すると歯槽骨の破壊や歯の脱落を招くだけでなく、全身疾患のリスクを高めることにもつながります。しかし、適切な診断と治療により、歯を残せる可能性は十分にあります

札幌市中央区の「札幌 歯周病・予防歯科」では、専門医・指導医が科学的根拠に基づいた専門的な歯周病治療を行っています。「もう手遅れかもしれない」と感じている方でも、諦める前にぜひ一度ご相談ください。

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