メニュー

歯ぎしりから大切な歯を守るマウスピース治療|効果・歯周病への影響・費用を解説

[2026.08.24]

朝起きたときに顎がだるい、歯がしみるような違和感がある、あるいはご家族から就寝中の歯ぎしりを指摘された経験はありませんか。無意識に行われる就寝時の歯ぎしりは、想像以上の強い力が歯や歯ぐきにかかるため、放置すると大切な天然歯や歯周組織を傷める原因になります。当院では歯をできる限り残す治療方針のもと、歯ぎしりのダメージからお口を守るマウスピース治療をおすすめしています。

歯ぎしり対策になぜマウスピースが選ばれるのか?

 

就寝中の歯ぎしり対策としてマウスピース(ナイトガード)が広く用いられているのは、無意識下で生じる強い噛み込みの力を分散し、歯や顎への物理的なダメージを直接和らげることができるためです。

睡眠時の歯ぎしりは無意識の行動であり、ご自身の意志で止めることが極めて困難です。マウスピースを上の歯、あるいは下の歯に装着して眠ることで、上下の歯が直接強く接触することを防ぎ、クッションのような役割を果たします。これにより、歯の寿命を縮める大きな要因を未然に防ぐことが可能になります。

 

マウスピースを使うことで得られる具体的な効果とは?

 

歯ぎしり用のマウスピースを装着して就寝することで、お口全体の健康維持につながる複数のメリットが期待できます。主に以下の4つの効果が挙げられます。

  • 歯のすり減りや破折の防止・・上下の歯同士が直接削り合わされるのを防ぎ、天然歯が欠けたり割れたりする事態を予防します。
  • 顎関節や筋肉への負担軽減・・噛み合わせの高さを適切に保ち、過度な圧力を分散させることで、顎の関節や周囲の筋肉の緊張を緩和します。
  • 詰め物や被せ物の保護・・セラミックや金属などの修復物に過度な力が集中して破損・脱離するトラブルを未然に防ぎます。
  • 歯周組織の保護・・歯を支える骨や歯周靭帯へ過剰な側方圧が加わるのを防ぎ、歯の揺れや負担を抑制します。

顎関節の不調やお悩みについては「顎関節症治療」のページもあわせてご覧ください。

 

歯ぎしりを放置すると歯周病が悪化する理由

 

歯ぎしりや食いしばりを放置すると、歯周病の進行を急激に早めてしまう危険性があります。強い力が加わることで歯を支える歯槽骨の吸収が進みやすくなるためです。

歯周病は細菌感染による炎症性の疾患ですが、過剰な噛み合わせの力が加わると、歯を支える骨の破壊が急速に進行することが分かっています。このような力による負担は、歯周病を悪化させる危険因子(病気の発生や悪化につながる要因や条件)の一つとして位置づけられています。

歯周病への影響が気になる方は「気付かないうちに進行しています~歯周病~」のページもご参照ください。

当院は歯周病治療を中心とした専門性の高い歯科医院として、細菌の除去だけでなく、噛み合わせの力による負担からも歯を守る総合的なアプローチを重視しています。

 

歯科医院で作るマウスピースと市販品の違い

 

歯科医院で作製するマウスピースは、患者さん一人ひとりのお口の型を精密に採取し、噛み合わせのバランスを細かく調整しながら作製する点が市販品と大きく異なります。

市販のお湯で温めて成形するタイプは手軽ですが、精密な適合を得ることが難しく、かえって特定の歯に負担がかかったり顎関節を痛めたりするリスクがあります。歯科医師が歯並びや顎の動きを確認して作製したマウスピースであれば、安全にお使いいただくことが可能です。

 

マウスピース作製の流れと費用について

 

歯ぎしり用のマウスピース(ナイトガード)は、歯科医院において基本的に保険診療の範囲内で作製することが可能です。一般的には2回程度の通院で完成します。

初日に歯型採取を行い、技工所で精密に作製されたマウスピースを2回目の来院時に装着し、噛み合わせの微調整を行います。費用については保険診療が適用され、負担割合に応じた所定の費用(約5000円)となります。詳細な費用については当院までお問い合わせください。

日頃の予防管理については「一生健康な歯でいるために~予防歯科・プラークコントロール~」のページを参照してください。

 

この文章の作者

札幌 歯周病・予防歯科 院長 山崎 英彦

【資格】

  • 日本歯周病学会 指導医・専門医
  • 日本臨床歯周病学会 指導医・専門医

当院は、地下鉄大通駅およびJR札幌駅から徒歩圏内に位置し、北海道でも数少ない両学会の指導医資格を持つ歯科医師として、できる限り天然歯を残す保存治療に取り組んでおります。歯ぎしりや歯周病でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

この記事を監修した人
山崎 英彦

札幌 歯周病・予防歯科 院長
歯周病治療および予防歯科を重視し、口腔の健康を目標とした治療を心がけています。

  • 日本歯周病学会指導医
  • 日本臨床歯周病学会指導医
  • 日本糖尿病学会協力歯科医
  • 日本歯周病学会認定研修施設

プロフィールはこちら

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME